ステーターコイル交換

2003.10
ある日ツーリングへ出かけようと走っていると、ウインカーがつかなくなりました・・
当然エンジン停止後はセルも回りません。
少し走れば充電するかと思っていましたが、全く・・・
これはバッテリーかもしくは発電系統が壊れたのかと思い、引き返すこととしました。
途中、アイドリングもしなくなってきた(回転数が低いと止まる)ので、回転数を3,000rpmにして止まらないようにしました。
ウインカーもつかないので手信号でゆっくりと・・・

疑う部品として、バッテリー、レギュレター、ステーターコイルなどが上げられます。
バッテリーは充電したら充電されました。
レギュレターは以前にPMC対策品に交換。
という事はステーターコイル・・・高いなぁ〜

確認!
バッテリーを充電、装着後テスターにて電圧の確認。
12.5V前後であれば正常かな。
次にエンジン始動後、アイドリングを3,000rpm程度にし、再度バッテリの電圧の確認。
あ〜11.5V位だ・・・ これは発電してないのか〜 通常13.5V〜15V位なのかな? これ以上だとレギュレターが不良だが・・
この後ステーターコイルからのAC電圧と抵抗を確認したが、どうもリークしているような予感・・
ステーターコイル不良と断定し交換することとした。

ステップ、チェンジペダルを外します。
セルモーターカバーのネジを緩め、スプロケットカバーを
外します。
最後にジェネレーターカバーを外します。
この時、固着しているかもしれませんので、プラハンなどで
叩きながら徐々に外してください。
接合面はスクレッパーなどで掃除。

ステーターコイル側
おっ!なにやら破片が・・・
一部破損していました。この事によりエンジンなどに
リークしてしまったか、断線したのかな・・
ステーターコイル PMC (\24,000)
ガスケット PMC (\600)

コイルからの配線取り出し口はオイル漏れが起こり易い箇所に
なるので、脱脂後液体ガスケットを贅沢に塗布します。
塗布後、一晩養生し硬化させました。
接合面を脱脂し、液体ガスケットを塗ります。
特に配線取り出し口付近は多めに・・

配線を一部加工し、結線及び取り回しを行います。
後はカバー類を取り付けます。
今回、オイルは旧車向けのものをチョイスしてみました。
MOTOREX FORMULA 10W-40 (\3,800)

説明書き
「FORMULAは鉱物油で精製されたオイルで旧車等のシール、
ガスケット類への攻撃性が低く・・」
これに誘惑されました・・

オイル注入後、最初にやったテスターチェックを行い、
規定値程度の電圧があることを確認。

(26,700mile)