Fブレーキ整備

2007.7
使用しているブレーキホースが古く、30年以上経過した
ものであった。
ホースの交換と共にキャリパーのオーバーホールを実施。
まずは、ブレーキフルードを可能な限り排出しておく。
ちなみにペットボトルに穴を開け、ホースを差し込んだもの
を愛用しています。
エア抜きにも使用します。
ピストンダストシールをマイナスドライバー等で
丁寧に取り外します。
割れや劣化が酷い場合は交換です。
外したキャリパーを分解。
ピストンを抜くには、フットポンプで空気を送り込み
空気圧で抜きます。
この時、エアが漏れないように、適当なゴムパッキン
を当てると良い。
また、ピストンは行きよいよくでるので、ウエス等で
保護しておく。
ピストンが抜けた状態。
固化した汚れがある場合は綺麗に掃除を
しておく。
ピストンのあたりは1000番程度の耐水ペーパーで
軽く当たっておく。
分解の絵
ピストンのオイルシールは交換しておこう。
シールにはラバーグリスを塗布する。
ピストンの向きを間違わないように挿入。
ダストシールを取り付ける。
外側から丁寧に引掛けていく。
ダストシールガイドを押し込み固定する。
内側(ピストン側)にダストシールを押し込む。
ダストシールにもラバーグリスを塗布しておく。
シャフトにはシリコングリスを塗布しておく。
ホースのフィッティング部にはクラッシュワッシャー
を使用しますが、常に新品をチョイスしましょう。
アルミのフィッティングならアルミワッシャー
ステンレスの場合は銅ワッシャーと言われています。
パットも面取りしておくと良い。
取り付け完了後、ブレーキフルードをマスターにいれ
エア抜きをします。
エア抜きをする際、マスターからフルードが飛び出る
可能性があるので、必ず蓋をしておきましょう。