クラッチ交換

2007.6
ここぞという時(アクセルをがばっと開けたとき)に
クラッチが滑り出したので交換することにしました。

まずはエンジンオイルを抜き、クラッチカバーを開けます。
結構固着していたりするので、ネジ部の補強された部分を
プラハンなどでやさしくたたき外します。
クラッチスプリングを止めているボルトを対角(星を書くように)
徐々に緩めていきます。
取り外した後、ハウジングやハブ等にガタや
段つき摩耗(若干は有り)がないかを確認しておきます。
今回迷ったあげくにチョイスしたクラッチ板は
pams製のコンプリートクラッチキット\18,000
フリクションプレート厚:3mm
メタルプレート厚:3.2mm
スプリング自由長:42.2mm
スプリングボルト長:25mm
スプリングカラー厚:6mm
キットには車両の仕様別に3ランクのスプリングレートを
変更できるカラーが含まれています。

これ以外にロット\940、球\50、プレッシャープレート\950
ガスケット\590を交換

結構ロットは段付き摩耗がありますね。
プレート類は取り付ける前に必ずエンジンオイル
を含ませておきます。
挿入順序はフリクション→メタル・・・最後にフリクション
となります。
なお、メタルプレートの向きは、面が丸まってる方を
内側にして組み込みましょう。

センターの穴にシリコングリスを塗布したロットを挿入し、
次にモリブデングリスを塗った鋼球を挿入します。
プレッシャープレートのロット部にはシリコングリスを塗布し
外側面にはモリブデングリスを塗布しておきます。
クラッチスプリングケースとプレッシャープレートの
接合面にもモリブデングリスを塗布し組み込みます。
スプリングとカラー、ワッシャーボルトをケースの穴に仮組し、
ボルトを対角線上に徐々に締め付けていきます。
ケース側とカバーの接合面を掃除、脱脂し、
両接合面に液体ガスケットを塗布しておきます。
組み付けはプラスビスを均等に締めこんで終わりです。
交換後はクラッチワイヤー、レリーズの調整を行います。
レリーズ部は掃除とグリスアップを忘れずに・・
おまけ・・・

左が今まで付いていた社外品
イタリアのSURFLEX(サーフレックス)社製

右がpams社製

結構違うね・・・